(Wakui Youko-涌井曄子)
幼少より音楽家である両親(高城重之・翠)兄(高城重躬)姉よりピアノの手ほどきを受ける。
四歳より作曲をはじめ五歳より数回ラジオ放送出演。
東京音楽学校(現・東京藝術大学)選科ピアノ科にて学ぶ。
ピアノを芸大名誉教授・故水谷達夫氏に師事、声楽を四家文子氏、奥田智重子氏に師事、作曲を斎藤高順氏、入野義朗氏、小倉朗氏に師事。特に室内楽、日本歌曲、ピアノ曲、子供のうたは沢山の聴衆に愛され続けている。
水谷達夫教授より、ドイツにおける幼児音楽教育を啓示され、日本の風土に即した教育システム作りの重要性に着目、ワクイシステムの源である『古い手箱』(昭和二十八年)を執筆した。
これを出発点として三女純子が四歳よりシステムのデイテールに協力し完成。「二歳からの音楽教育」をモットーにJMLセミナー(代表・入野義朗)主任講師、グレゴリオ音楽院講師を経てワクイシステムを純子と共に主宰、現在全国に三十の支部を有する。
昭和四十九年九月二十日「絵おんぷ」を楽譜として日本初の実用新案許可となった。
2013年8月7日 帰天 (87歳)
2014年11月6日に開催された(社)波の会日本歌曲振興会 定期演奏会(津田ホール)におきまして、代表作「火の花」を追悼で演奏を頂き、盛会に終了致しました。
日本を代表する現代音楽の作曲家 山本純ノ介先生より特別寄稿を頂きました。全文を掲載いたしましたので、こちらからお読みください。
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